劇場版『ハイキュー!!』2部作が発表され、前編『バケモノたちの行くところ』がすでに公開されたことで、ファンの間では「後編はいつ?」「原作のどこまで描かれるの?」という関心が高まっています。
この記事では、現在公開されている前編の内容と原作の対応話数を照らし合わせながら、後編がどの範囲を描き、いつ公開される可能性があるかを徹底考察していきます。
アニメ化完結に向けて『ハイキュー!!』がどう描かれていくのか、TVアニメとの違いやVリーグ編へのつながりなども含めて深掘りします。
この記事を読むとわかるこ
- 『ハイキュー!!』劇場版2部作が原作のどこまで描かれるかがわかる
- 映画前編・後編の内容と時系列、登場キャラを整理して理解できる
- 星海光来・佐久早聖臣ら注目キャラの登場時期と見どころをチェック
- 後編の公開時期を制作スケジュールから予想できる
- 完結後のVリーグ編やスピンオフアニメ化の可能性が見えてくる
映画2部作は原作のどこまで描かれる?前編の内容から後編範囲を予想
劇場版『ハイキュー!!』は2部作構成であり、前編が『バケモノたちの行くところ』、後編が『VS 小さな巨人』として制作されることが公式に発表されています。
前編は、原作漫画の第33巻〜第37巻に該当する「烏野 vs 音駒」戦を描いており、シリーズでも屈指の“因縁の対決”を丁寧に映像化したことで高評価を得ました。
そして、後編『VS 小さな巨人』は、全国大会・準々決勝「烏野高校 vs 鴎台高校」の激突が中心となると考えられています。
原作ストーリー上の流れで見る映画の位置
原作では、音駒戦が終わるのが第37巻(第325話)前後。そこから鴎台高校との対決が始まり、最終巻である第45巻(全402話)まで描かれます。
このため、後編では第38巻〜第45巻までのエピソードを一気に描く可能性が高いと予想されます。 まさに“アニメ版完結編”として位置づけられる重要な一本となるでしょう。
前編と後編のつながりをわかりやすく整理
映画前編 | 「烏野 vs 音駒」戦/原作33巻〜37巻 |
映画後編(予定) | 「烏野 vs 鴎台」戦〜エピローグ/原作38巻〜45巻 |
特に後編では、“小さな巨人”こと星海光来(ほしうみ こうらい)、スパイカーの佐久早聖臣(さくさ きよおみ)など、原作後半の重要キャラクターが次々に登場します。
映像化の尺は足りるのか?
後編の上映時間はまだ発表されていませんが、仮に120分〜130分と想定すると、1分あたり約1〜2話のペースで原作を圧縮する必要があります。 そのため、テンポの速さや描写の省略も予想されますが、キーポイントの演出には注目が集まります。
特に日向翔陽(ひなた しょうよう)と星海の対比、そして「全国のその先」への伏線など、原作で心に残る場面がどのように映像化されるかが最大の見どころと言えるでしょう。
次の見出しでは、「原作巻数で比較|映画前編は第33巻〜37巻、後編はどこからどこまで?」について詳しく解説していきます。
原作巻数で比較|映画前編は第33巻〜37巻、後編はどこからどこまで?
『ハイキュー!!』の映画2部作では、前編『バケモノたちの行くところ』が原作第33巻~第37巻の内容に相当します。 このパートでは、春高3回戦・烏野高校と音駒高校との“因縁の対決”が丁寧に描かれており、シリーズ屈指の名試合としてファンから高く評価されています。
一方で、後編『VS 小さな巨人』は第38巻~第45巻(最終巻)までを網羅する可能性が高いと予想されています。 原作では音駒戦終了後すぐに鴎台高校戦へと突入し、そのまま準々決勝→準決勝→エピローグまで進行します。
原作巻数と映画構成の対比
原作33〜37巻 | 春高3回戦「烏野 vs 音駒」戦(映画前編) |
原作38〜42巻 | 準々決勝「烏野 vs 鴎台」戦(映画後編前半) |
原作43〜45巻 | 準決勝・エピローグ(映画後編後半) |
つまり、後編では7巻分以上のボリュームを凝縮して描くことになり、非常にテンポの早い展開になる可能性があると指摘されています。
映像化される可能性が高い名シーン
- 星海光来(ほしうみ こうらい)の名言「小さな巨人はいるんだ」
- 佐久早聖臣(さくさ きよおみ)の独特なフォームと存在感
- 影山と日向のさらなる進化とコンビネーション
- 試合後に語られるキャラクターたちの“その後”の物語
これらは原作ファンからも人気の高い場面であり、劇場版でどこまで丁寧に再現されるかに注目が集まっています。
アニメ版との違いと原作ファンへの配慮
TVアニメでは原作を忠実に描きつつも、テンポの調整や心理描写の強調が加わることが多く、映画でも同様の構成が予想されます。 特に後編では、一つひとつのプレーの緊張感を維持しながら、ラストまで一気に駆け抜ける展開になるでしょう。
次の見出しでは、「『VS 小さな巨人』=鴎台戦?星海・佐久早の登場時期と見どころ」について詳しく解説します。
『VS 小さな巨人』=鴎台戦?星海・佐久早の登場時期と見どころ
『ハイキュー!!』映画2部作の後編は、『VS 小さな巨人』というタイトルであることが公式に発表されています。 このタイトルが示すように、物語の中心は烏野高校 vs 鴎台(かもめだい)高校の試合、すなわち春高・準々決勝です。
この試合では、日向翔陽(ひなた しょうよう)が長年憧れてきた存在、「小さな巨人」こと星海光来(ほしうみ こうらい)がついに本格登場します。 星海は全国屈指のスパイカーであり、日向の理想と現実の壁を象徴するキャラクターです。
鴎台高校とは?全国でも屈指の実力校
鴎台高校は、守備力の高さと堅実なプレースタイルで知られる関東の強豪校。 その中核を担うのが星海光来と、同じく天才スパイカーの佐久早聖臣(さくさ きよおみ)です。
佐久早は一見ぶっきらぼうながら、極めて合理的で冷静なプレースタイルを持ち、影山飛雄(かげやま とびお)とも対照的な存在として描かれます。
星海と日向の対比が熱い!
「小さな巨人」の異名を持つ星海と、ずっとその背中を追いかけてきた日向の直接対決は、原作ファンの間でも最高潮の盛り上がりを見せた場面のひとつです。
「チビでもできるんだって、俺が証明する」
という日向の強い意志が、星海という現実の壁を前にどう発揮されるのかが、映画後編最大の見どころといえるでしょう。
心理戦・プレースタイルの描写にも注目
鴎台戦では、単なるスパイクやブロックだけでなく、「間の取り方」「相手の思考の裏をかく動き」など、極限状態での駆け引きが非常に多く描かれます。
映画ならではの演出で、動き・音・間の演出がどのように表現されるのかに注目が集まっています。 特に佐久早の“無駄のないフォーム”がアニメ化された際の動きには、多くのファンが期待を寄せています。
次の見出しでは、「後編の公開時期はいつ?制作スケジュールから予想されるタイミング」を検証していきます。
後編の公開時期はいつ?制作スケジュールから予想されるタイミング
2025年3月に、劇場版後編『ハイキュー!! VS 小さな巨人』の制作決定が正式発表されました。 しかし、現時点(2025年4月時点)では公開日やシーズンに関する公式アナウンスはまだ発表されていません。
前編『バケモノたちの行くところ』の公開までの流れ
前編となる『バケモノたちの行くところ』は、2022年に制作発表が行われ、2024年2月16日に公開されました。 つまり、制作発表から約1年半ほどの期間を経て公開されたことになります。
このスケジュール感をもとにすると、後編も制作開始からおよそ1年~1年半後に公開されると予想されます。
公開時期の有力候補は「2026年春」か
仮に2025年3月の制作発表時点で制作が本格的にスタートしていた場合、2026年春(3月~4月)の公開が現実的なタイミングとなります。 春休み・ゴールデンウィークといった大型連休に合わせた公開は、興行的にも効果が見込まれるため、可能性は十分に高いです。
また、2025年秋(10〜12月)という予想もありますが、前編とのインターバルを考慮するとやや短いため、慎重に仕上げるなら翌年春が妥当でしょう。
続報はどこでチェックすべき?
今後の最新情報は、以下の公式メディアでの発表が想定されます。
- アニメ『ハイキュー!!』公式サイト
- TOHO animation公式YouTubeチャンネル
- X(旧Twitter)公式アカウント:@haikyu_anime
- 週刊少年ジャンプ本誌やジャンプフェスタ等のイベント
公式の告知やティザー映像が解禁され次第、上映日や前売券情報、来場特典なども続々と公開されていく見込みです。
次の見出しでは、「アニメシリーズとの違いは?なぜ映画で完結する形式になったのか」を考察します。
アニメシリーズとの違いは?なぜ映画で完結する形式になったのか
『ハイキュー!!』は、これまで第1期〜第4期までをTVアニメとして放送してきましたが、原作最終章は「劇場版2部作」として完結させることが公式に発表されています。
では、なぜこれまでのようにTVアニメ第5期として続けず、劇場版という形を選んだのか? その背景には、映像演出・作品密度・制作体制など、さまざまな理由が考えられます。
理由①:試合の臨場感を“ノーカット”で描ける
TVアニメの場合、1話ずつの区切りがあるため、試合の途中でエンディングを迎えてしまうなど、テンポの分断が起きることがあります。
劇場版では、約2時間の尺を通して1つの試合を一気に描けるため、プレーの流れ・緊張感・感情の波が途切れることなく伝えられるという利点があります。
理由②:アニメーターのリソース集中と作画クオリティの向上
制作を手がけるProduction I.Gは、アクションや試合描写に定評のあるスタジオですが、TVシリーズは限られたスケジュールでの連続制作という制約が常に存在します。
それに対して劇場版では、描写・動き・ライティングに細部までこだわることが可能で、“一流の動き”を最高の状態で届けたいという制作側の想いがあると考えられます。
理由③:原作の終盤は一気に“走り抜ける”べき物語
原作の終盤は、日向や影山たちが全国の強敵とぶつかり、卒業・進路・未来へ向かう過程を一気に描いていきます。 この物語の「疾走感」や「青春のクライマックス」を、分割ではなく“映画2本で一気に体感してもらいたい”という制作意図があると見られます。
ファンの反応はどうか?
SNSやレビューサイトでは、
「映画になったのは寂しいけど納得」「試合を一気に観られて最高」「動きの迫力が段違い」
といった好意的な声が多く、作品への満足度は非常に高い傾向にあります。
TVアニメから劇場版へと形は変わりましたが、『ハイキュー!!』の魂は確実に受け継がれているのです。
次の見出しでは、「完結後の展開は?Vリーグ編やスピンオフアニメの可能性」について展望していきます。
完結後の展開は?Vリーグ編やスピンオフアニメの可能性
劇場版『ハイキュー!!』2部作で原作の完結までが映像化されるとすれば、次に気になるのは、「Vリーグ編」や「スピンオフ」のアニメ化の可能性です。
原作最終話では、数年後の未来が描かれ、日向翔陽(ひなた しょうよう)や影山飛雄(かげやま とびお)がプロの舞台=Vリーグで再会・対決する姿が印象的に描かれました。
Vリーグ編はアニメ向きの題材?
ファンの間では「この続きこそ見たい!」という声が多く、Vリーグ編=アフターエピソードのアニメ化を望む声がSNSでも絶えません。
特に、日向がブラジル帰りでレシーブ力を得た成長した姿や、大人になった影山との再会・対決は、映像化した際に強いインパクトを持つと予想されます。
TVアニメか劇場版か?どの形式が最適?
仮にVリーグ編がアニメ化される場合、内容が1クールで収まる構成になる可能性が高く、TVシリーズや配信限定アニメという形も考えられます。 また、短編映画やOVA的な展開も現実的な選択肢として期待されています。
ジャンプ作品では、『呪術廻戦』や『SPY×FAMILY』のように「本編完結後にスピンオフや劇場展開が続く」例も増えており、『ハイキュー!!』もその流れを汲む可能性は高いです。
他にもアニメ化が期待される要素は?
- 『れっつ!ハイキュー!?』のようなスピンオフコメディ路線
- 卒業後の進路を描く「キャラ別エピソード」
- 監督やコーチ視点の裏話ドラマ
これらの要素はすでに原作・ファンブック等で描かれており、映像化すればファン層の広がりや新規層の獲得にもつながると期待されています。
最後の見出しでは、「まとめ:『ハイキュー!!』劇場版2部作で物語はどこまで進むのか?」をお届けします。
まとめ:『ハイキュー!!』劇場版2部作で物語はどこまで進むのか?
劇場版『ハイキュー!!』2部作は、TVアニメ第4期までの続編にして、原作漫画の“完結”を映像化するプロジェクトです。 前編『バケモノたちの行くところ』では烏野高校と音駒高校の春高3回戦を描き、ファンの間で「シリーズ最高傑作」との評価も多く聞かれました。
そして後編『VS 小さな巨人』では、準々決勝「烏野 vs 鴎台」戦を中心に、星海光来(ほしうみ こうらい)や佐久早聖臣(さくさ きよおみ)など新たな強敵との対決、そして原作最終話までの結末が一気に描かれると予想されます。
映画で描かれる原作範囲まとめ
前編 | 原作第33〜37巻(烏野 vs 音駒戦) |
後編 | 原作第38〜45巻(鴎台戦〜エピローグ) |
公開時期と今後の展開は?
後編は2026年春公開の可能性が高いと見られ、今後は
Vリーグ編やスピンオフ作品のアニメ化にも期待が集まっています。
TVアニメでは描ききれなかった原作ラストの“その先”が、今後どのような形で展開されるか、今後の公式発表を注視する必要があります。
最後に
10年近くにわたって展開されてきた『ハイキュー!!』アニメシリーズは、劇場版で堂々のフィナーレを迎えることになります。
バレーボールを通して描かれる友情・成長・青春のすべてが、スクリーンの中で最高の形で表現されるのが『ハイキュー!!』の魅力です。 今後もその熱は、きっとファンの中で語り継がれていくでしょう。
この記事のまとめ
- 劇場版2部作はTV第4期の続編として原作の完結までを描く
- 前編は原作33〜37巻、烏野vs音駒戦を中心に構成
- 後編『VS 小さな巨人』は鴎台戦からエピローグまで収録予定
- 星海光来や佐久早聖臣など注目キャラが本格登場
- 公開時期は2026年春が有力と予想されている
- なぜTVではなく劇場版で完結させるかの理由も解説
- 完結後はVリーグ編やスピンオフ作品の可能性にも注目
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