『ハイキュー!!』涙必至の回TOP5｜読者・視聴者が選ぶ感動回ランキング

アニメ『ハイキュー!!（はいきゅー）』には、思わず涙してしまう感動回がいくつも存在します。

本記事では、読者・視聴者のリアルな声やSNSの反響をもとに、「泣ける」「心に残る」と評判の高いエピソードを厳選。

感動回TOP5をランキング形式で紹介し、その魅力や名シーンをわかりやすく解説します。

初めて『ハイキュー!!』に触れる方にも、すでにファンの方にも、新たな発見がある内容となっています。

1位：3期最終話『バケモノの壁を超えろ』

烏野高校（からすの こうこう）vs 白鳥沢学園（しらとりざわ がくえん）の頂上決戦がついに決着

『ハイキュー!!（はいきゅー）』第3期のクライマックスにあたる第10話は、多くの視聴者から「シリーズ最高の感動回」と絶賛されたエピソードです。

舞台は、全国大会への切符をかけた宮城県代表決定戦。

烏野高校と白鳥沢学園の一進一退の攻防が最終局面に突入し、“個”の力 vs “総合力”というテーマが最後まで描かれました。

ジャンプとトスに込められた全員の想い

この回の見どころは、日向翔陽（ひなた しょうよう／声：村瀬歩）と影山飛雄（かげやま とびお／声：石川界人）の連携プレー。

影山が放った高めのトスに、日向が全力のジャンプで応えるラストシーンは、まさに“バケモノの壁”を超える瞬間でした。

ジャンプの間に流れる静寂、ボールの音、そしてスロー演出が重なり、まるで時間が止まったかのような臨場感が視聴者を包みこみました。

白鳥沢・牛島若利（うしじま わかとし）の存在感と敗北の意味

最強エース・牛島若利（うしじま わかとし／声：竹内良太）の絶対的な存在感もこの回を特別なものにしています。

試合に敗れた彼が、コートを去る背中には「勝者だけが価値ある存在ではない」という、スポーツの奥深さがにじみ出ていました。

牛島のセリフの少なさと表情だけで語られる演出も、“静かな感動”を呼び起こす重要なポイントです。

視聴者のリアルな感想「涙が止まらなかった」「映画のようだった」

放送当時、SNSでは「#バケモノの壁」「#泣けるアニメ」といったタグが瞬く間に拡散。

視聴者の投稿には、

• 「緊張感が高まりすぎて手に汗握った」
• 「演出が映画並みで本当に息をするのを忘れた」
• 「牛島の背中に“強さ”と“潔さ”を見た」

といった声があふれ、視聴者の心を強く動かした回であることがよくわかります。

この回の魅力をひとことで言うなら？

全員が主役だった──。

得点に直接関わらない選手たちも、それぞれの役割を全力で果たしており、「誰ひとり無駄じゃなかった」と感じさせてくれる構成でした。

まさに『ハイキュー!!』が伝えたい、“チームの力”と“諦めない気持ち”が詰まった名エピソードです。

次は、惜しくも1位を逃したものの視聴者の涙を誘った名シーン、2位『“負け”の価値』について紹介します。

2位：2期24話『“負け”の価値』

青葉城西（あおばじょうさい）との再戦で描かれた、涙なしでは見られない敗北のドラマ

第2期の終盤にあたる第24話『“負け”の価値』は、敗北から立ち上がる強さをテーマにした感動的なエピソードとして多くのファンの心に残っています。

この回では、烏野高校（からすの こうこう）と青葉城西高校（あおばじょうさい こうこう）の因縁の再戦が描かれ、主人公たちが“過去の悔しさ”を乗り越える姿が感動を呼びました。

及川徹（おいかわ とおる）の葛藤と“勝者になれない”という現実

青葉城西の司令塔・及川徹（おいかわ とおる／声：浪川大輔）は、全国区の天才・牛島若利（うしじま わかとし）とは異なり、“努力の天才”として描かれています。

それでも全国に届かない現実に直面した彼の姿には、「どれだけ努力しても報われないことがある」という苦しみが詰まっており、多くの視聴者が共感しました。

試合終了後の及川の涙は、勝ち負け以上に「積み重ねた時間」の尊さを物語っています。

“敗北”が教えてくれること

本エピソードの核心は、影山飛雄（かげやま とびお／声：石川界人）が放つ「負けたことは決して無駄じゃない」という言葉にあります。

敗北を経た者にしか得られない学びや、チームメイトとの信頼の深まりが描かれており、タイトル通り“負けの価値”が視覚的・感情的に強調されています。

視聴者の反応：「自分も部活で泣いたのを思い出した」

SNSではこの回放送直後から、視聴者の感動の声が多数投稿されました。

• 「及川の悔し涙に完全にやられた」
• 「部活やってた人なら100%しみる」
• 「負けて泣く選手たちを見て、青春ってこういうことだと思った」

アニメならではの繊細な表情描写と音響演出が、視聴者の心を揺さぶったことがわかります。

“勝つこと”だけが全てじゃないというメッセージ

『ハイキュー!!』が多くの人に支持されている理由のひとつが、勝ち負けにとらわれない価値観の提示です。

この回では、結果だけでなく、そこに至るまでの努力や仲間との関係性こそが宝物であるというメッセージが込められています。

感動回として名高いこの第24話は、『ハイキュー!!』という作品が“スポーツもの”以上の深さを持っていることを証明しています。

次は、圧倒的な演出で話題を呼んだ劇場版『ゴミ捨て場の決戦』について紹介します。

3位：劇場版『ゴミ捨て場の決戦』

因縁のライバル同士、烏野（からすの）と音駒（ねこま）の宿命の一戦が劇場クオリティで実現

2024年に公開された劇場版『ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』は、ファンの間で長年待ち望まれていた“烏野高校 vs 音駒高校”の一戦を描いた作品です。

原作でも特に人気の高いエピソードを映像化したこの作品は、「試合そのものの熱量」と「チーム間の歴史と絆」が融合した、まさに集大成といえる内容でした。

スローモーションと無音が生む“緊張と感動”の演出

映画ならではの特徴は、演出の緻密さにあります。

特に注目されたのが、「ラリー中のスローモーション演出」や「観客のざわめきが消え、選手の鼓動だけが響く無音の瞬間」。

この“静寂の演出”によって、選手の集中力と緊張感が観る側にも伝わり、感情移入しやすくなっています。

SNSでも「心拍数が上がった」「無音なのに音が聴こえる気がした」といった反響が寄せられました。

孤爪研磨（こづめ けんま）の変化が生む涙

音駒の司令塔・孤爪研磨（こづめ けんま／声：梶裕貴）が、これまでの「バレーは好きじゃない」というスタンスから、“バレーの中にいることが楽しい”という感情に気づくシーンは多くのファンの涙を誘いました。

研磨の成長が見える台詞や表情、そしてそれに呼応する相棒・黒尾鉄朗（くろお てつろう／声：中村悠一）の視線もまた印象的です。

アニメーションスタジオと声優陣の力で表現された“熱量”

制作を手がけたProduction I.Gは、これまでも『ハイキュー!!』TVシリーズの全期を担当しており、試合の躍動感やキャラの心の動きを描く演出には定評があります。

アニメイトタイムズによると「バレーの迫力が過去最高レベルに高まっている」との評価もあり、スポーツアニメとしての完成度は群を抜いています。

声優陣の演技もまた高く評価されており、特に研磨役の梶裕貴（かじ ゆうき）と黒尾役の中村悠一（なかむら ゆういち）のやりとりは、キャラの関係性の深さをリアルに感じさせるものでした。

ファンの感想：「試合が終わるのが惜しかった」「何回も観た」

劇場公開後、X（旧Twitter）では「#ゴミ捨て場の決戦」「#研磨覚醒」などのタグがトレンド入り。

• 「ずっと応援してきた組み合わせだったから感無量」
• 「こんなに試合に没入できたのは久しぶり」
• 「エンドロールでも涙が止まらなかった」

“勝ち負け”ではなく、“向き合い方”に感動したという声が多数寄せられました。

まとめ：試合の“意味”を超える感動の物語

この劇場版は、単なる勝負の記録ではありません。

それぞれの選手がなぜバレーに向き合い、どんな気持ちでコートに立つのか──。

“想いのぶつかり合い”こそが、観る者の心を揺さぶる大きな理由となっています。

続いては、ファン人気も高い「1期24話『脱・孤独の王様』」について紹介していきます。

4位：1期24話『脱・孤独の王様』

影山飛雄（かげやま とびお）の“変化”に涙する、心の名エピソード

『ハイキュー!!（はいきゅー）』1期24話『脱・孤独の王様』は、主人公のひとり・影山飛雄（かげやま とびお）が精神的に大きく成長する回として、多くのファンに愛されてきました。

影山はかつて“コート上の王様”と呼ばれた存在でしたが、その称号は「傲慢さ」「独りよがりなプレースタイル」といったマイナスの意味を含んでいました。

日向翔陽（ひなた しょうよう）との出会いがもたらした変化

物語序盤からタッグを組む日向翔陽（ひなた しょうよう／声：村瀬歩）との出会いにより、影山の考え方は少しずつ変わっていきます。

24話では、日向との試合中に「自分が支配するのではなく、仲間を活かすプレー」に目覚めたことで、影山自身が“王様”を脱ぎ捨てる決意を固める瞬間が描かれます。

この“内面の成長”は、アクションシーンのない静かな場面で丁寧に表現されており、言葉の一つひとつが胸に響く名シーンとなっています。

及川徹（おいかわ とおる）との対比構造も印象的

同話では、影山のかつての先輩である及川徹（おいかわ とおる／声：浪川大輔）との関係性にもスポットが当たっています。

かつて自分を「才能だけの選手」と評していた及川と、少しずつ“仲間を思う”司令塔へと変わっていく影山。

対比の中に成長を見出せる構成は、シリーズを通しての見どころでもあります。

視聴者の感想：「自分の過去と重なった」「心が震えた」

この回は視聴者からも「泣ける」という感想が多く寄せられており、X（旧Twitter）では

• 「“孤独”だった自分を救ってくれた言葉があった」
• 「影山が自分を変えようとする姿に勇気をもらった」
• 「ただのスポーツアニメじゃないと確信した」

といった反響が確認されています。

アニメイトタイムズでも「この話数をきっかけに作品のファンになった」という声が多く、キャラクターの“心理的リアリティ”が評価されています。

信頼と成長を描く、静かで力強い物語

派手な演出があるわけではありませんが、影山の変化は確かに描かれており、“変わろうとする勇気”をもった人に強く響くエピソードです。

1期を象徴する重要回としても位置づけられており、今なお感動回ランキングに登場するのも納得の内容と言えるでしょう。

次は、現実的な努力の積み重ねと2年目の挑戦を描いた、4期13話『2年目のインターハイ予選』を紹介します。

5位：4期13話『2年目のインターハイ予選』

日向（ひなた）の進化と、烏野高校（からすの こうこう）の新たなスタートを描く熱いエピソード

アニメ『ハイキュー!!』第4期13話『2年目のインターハイ予選』は、春高バレーへ向けた新たな挑戦の始まりを描いた重要な回です。

これまでの試合の集大成ともいえる練習試合や夏の強化合宿を経て、烏野高校のチーム全体に明らかな変化が見え始めています。

“頭脳と瞬発力”が融合した日向の成長

本話で最も印象的なのは、日向翔陽（ひなた しょうよう／声：村瀬歩）のプレースタイルに変化が生まれた点です。

かつては「とにかく跳ぶ」スタイルが目立っていた日向ですが、この回では相手の動きやコースを“読む”冷静なプレーが見られます。

ジャンプ力だけではなく、観察力と反応力で勝負する日向の進化は、まさに2年目の貫禄を感じさせるものです。

研ぎ澄まされるチームの一体感

烏野高校のメンバーたちも、それぞれのポジションで新たな役割を意識しはじめ、チーム全体の“まとまり”が向上しています。

澤村大地（さわむら だいち／声：日野聡）のキャプテンシーや、菅原孝支（すがわら こうし／声：入野自由）のサポート力も光る回で、チームとしての機能が高まっている様子が細かく描写されています。

特に、ブロック後の切り替えやリズムを意識した戦術は、指導陣の信頼と選手の自主性の両方が噛み合った証とも言えます。

「この先」を見据えた台詞と構成

本話では、キャラクターたちのセリフにも「未来を見ている」視点が多く含まれており、それが視聴者の胸を打ちます。

月島蛍（つきしま けい／声：内山昂輝）の「やるだけやる」や、田中龍之介（たなか りゅうのすけ／声：林勇）の「まだ負けてないぞ！」といった言葉に、これからの展開を期待せずにはいられません。

視聴者のリアルな声：「日向に涙が出た」「この回でまた好きになった」

X（旧Twitter）やレビューサイトでは、

• 「日向の成長が見えた瞬間に涙腺崩壊」
• 「仲間との呼吸がぴったり合ってて気持ちよかった」
• 「観ていて胸が熱くなった」

といった声が多数見られました。

アニメイトタイムズでは「成長物語としての魅力が際立つ回」として評価されており、スポーツアニメの枠を超えた感動を届けています。

まとめ：地味なようで深い“ターニングポイント”の回

大きなクライマックスがある回ではありませんが、この話数は“積み上げたものの価値”をしっかりと描いています。

ハイキュー!!の真の魅力は「地道な努力とその結果」にあると気づかせてくれる、非常に味わい深いエピソードです。